Open Car Army
オープンカー軍団のWEBサイト


オープンカー軍団/報告書/(2003/04)


桜の背後に都庁を望む
夜桜を見上げて和む幸福は
屋根を開けたクルマならでは

春の心は 03/04/07
今年も桜の季節がやってきた。オープンカーに桜はよく似合う。
花見の席で戯れに、舞い散る花をパクリといったら甘かった。ほのかな密の味。小学生の頃にサルビアの花弁をしゃぶって味わった、あの甘味。この歳になって初めて知ったよ、桜の花の甘さを。
今度、桜並木の下でオープンドライブする時には、口をアーンとでっかく開けて走ってみようかね。

ファミリー××
このロゴタイプって、アレだよねえ…?

嘘六百の素 03/04/25
これはフィクションなんだけど――


僕の母親の実家は古い農家で、割と広い、風流な池と築山のある庭を持った家だった。

そこに飼われていた柴犬、ジロ。

僕の母親が何も知らない乙女だった頃から同じような柴犬を飼っていて、亡くなっては同じ柴犬を貰ってくるという事の繰り返しで、僕の友達だったジロは、もう三代目だったんだそうだ。もちろんそれも後で聞いた話なんだけど。

で、そのジロだ。
彼は、僕のかけがえのない相棒だった。

僕は前世が犬なのだそうで、これは二人の高名な占い師の人に云われたもんだから僕は丸っきり信じ込んでるんだけど、ともかく生まれつき、和犬とは仲良くなれる人間だったんだ(洋犬には噛まれた事がある。敵愾心からだったんだろうか?)。もちろんジロとも仲が良く、農道を散歩している時も離れ山に分け入っている時も、そりゃあもう以心伝心の間柄だったんだ。詳しいエピソードとか冒険譚とかは書き連ねればいくらで書けるんだけど、ここでは書かない。

その(僕にとっての)ジロが亡くなってから、今日でちょうど15年になる。通い合った心は客観的には何の痕跡も残さなかったけど――いや遺さなかったからこそ、僕の心の中では、とても大切な痕を残しているように思う。1年に1度だけ、強烈にくる想い。もしかしたら美化された想いなのかもしれないし、あるいは自我が確立する前の僕の、勝手な想いにすぎなかったのかもしれない。

でも、強いミームって、そういうものだよね。他人の心に遺す、エッジのきいた鋳型。
僕は、心の中に「良い鋳砂」を持ちたい。そう思う。

ジロよ安らかに。


――とまあ、25%程の真実と75%程の嘘が混じった「嘘六百」な話。でも、こうやって文章にすると、なんだか自分でも「本当の話だったんじゃないか?」と錯覚してしまうから面白い。また思いついたら書こーっと。

インクレディブル・マシーン
英国ホンダの大反響CM「The Cog」
超絶映像はこちらに保護しますた


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