オープンカー軍団／報告書

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オープンカー軍団／報告書／Ferrari F355

たいていのクルマ好きは、フェラーリを絶賛する。
雑誌でも読むし、耳にもする。でも自分では、
ふうん、そんなものかなあ、
高いんだから、当然だよなあ、
なんて思ってた。

――実際に自分で運転してみるまでは！

いや、すごいっすよ、フェラーリ。イイ。
高いだけのコトはある。っていうか、アレでアノ値段なら、むしろ安いのかも。

イタ車に乗ったよ 98/09/25 (金) 03:32

サンタは本当にいるんだ！

――と、思っていたコトすらないオレにも、たまにはいいコトがあるもんだ。苦あれば楽あり、ってホントだね。

Ferrari F355 GTSを運転しちまっただよ。

それはとても気持ち良かったんだ 98/09/25 (金) 20:33

仕事漬けの出張中、NaughtydogのJasonがオレに声をかけた。

「オレは今日フェラーリに乗ってきたけど、走りに行くかい？」行く行く行く～～～～～～～～～っ！

ＲＯＭが焼けるまでの、わずかな休息。
Jasonの運転する、真っ赤なFerrari F355 GTSに乗り、海沿いのPacific Coast Highwayを北上してMaribuの方へ。
もちろん、屋根は開けて。

さすがというか、なんというか、やはりフェラーリ。ここいら一帯の開放的な雰囲気とあいまって、無性にキモチイイ。バイクの集団が声をかけてくる。角のおねーちゃんが手を振る。こちらも声を出し、手を振り返す。そうそう、コレだよコレ。オレは生まれる前からこういったシチュエーションを求めていたんだよ。

海沿いのオープンカーに勝るモノはありません 98/09/25 (金) 20:34

走っている最中、会話はクルマのコトばかり。

オレも同じくMid-EngineのＭＲスパイダーだけど、事故っちまってさ。Mid-Engineはスピンすると止まらないね。
「フェラーリを買う前は、ＭＲ２を買おうと思っていたトキもあったヨ。友達がターボに乗っていたけど、あれは速いネ。すごく」
そういえば、さっきMark CernyのNSX-Tでここまで来たんだけど、アレもMid-Engineだろ？　みんなMid-Engineだね。２人揃ってオープンカー軍団に入らないかい？　ホントはタルガトップは賛助会員なんだけど、Jasonだったら名誉会員にしてあげるよ（笑）。
「遠慮しておくヨ（笑）。ＷＥＢサイトに写真を載せるのは構わないけどネ」
さいきん、ヒール＆トウを覚えたんだ。でも、このナイキのバッシュじゃ、靴がでかくてできないけどね。
「このフェラーリも、足下は狭いゼ。今も、クラッチとブレーキを使うと、靴がこすれちゃうヨ」
いつも屋根を開けているのかい？
「キミほどは開けないヨ（笑）」

そして驚きの申し出がありました 98/09/25 (金) 20:36

どこまで行くんだい？　と、我にかえってJasonに尋ねたのは、もうオフィスを出てから３０分ぐらい経っていた頃だった……と思うけど、よく覚えていない（汗）。

Jasonは海沿いの駐車場に入り、クルマから降りた。
どうするのかな？　まさかお茶してくのかな？　といぶかるオレに向かって、Jasonは信じられないような言葉をプレゼントしたんだ。

「さあ運転を代わろう。帰りはキミの番だよ」

えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ～～～～～～～～～～～～～～～？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

いいの？
ホントにいいの？
ホントにホントにいいの？

「No problem! キミだってstick shift（ＭＴのコト）に乗ってるんだろ？」

うわ～～～～～～～～～～～～～～～～～い！（←クラッシュくんの声）

ああ 98/09/25 (金) 20:36

フェラーリって。

１０００～２０００回転ぐらいでも、音がゼンゼン違う。１０００回転でも、フェラーリ。アイドリングから少し回ったぐらいでもう、ただならぬカンジ。

そして踏み込むと……ああ、この感覚をなんて表現したらいいんだろう！

ちょっと触っただけでもビンカンに反応する、のに、踏み込めば踏み込むほどさらに増して、頭打ちにもならずに上り詰めてく。
後ろからは猛獣の声で泣いてる。でもその猛獣は、オレの右足だ。右足とトラクションの直結された感覚が身体中に広がって、たしかにクルマをコントロールしているのはオレだけど、オレはクルマに包まれて無我夢中でアクセルを踏まされている。

ちょっと山道に入る。
単にアクセルを踏んでいるだけでも、どこまでもイイ声で泣きつづけるのに、ブレーキとクラッチを使えばもう！
シフトダウンして、クラッチをつなげる直前にガスペダルをあおると、せつない一声で泣き、直後の直線でおもいっきり踏み込むと、次の瞬間には急激に上り詰める。

ああ、コレって相性のいいエッチと同じぐらい気持ちいいかも。

はまりんこ 98/09/25 (金) 20:37

わずか３０分なのに忘れられない体験。

オレはクルマをそうホイホイ乗り換える方じゃないし、むしろ、１台のクルマに惚れ込んで惚れ込んで惚れ抜くタイプだと思う。

けれど！

さすがに……ヤバい。マヂで欲しい。
ごめんＲＸ－７。許してＭＲスパイダー。
３台目が、欲しい。

＃このトキの写真は、写真館でどうぞ。

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イタ車に乗ったよ	98/09/25 (金) 03:32
サンタは本当にいるんだ！ ――と、思っていたコトすらないオレにも、たまにはいいコトがあるもんだ。苦あれば楽あり、ってホントだね。 Ferrari F355 GTSを運転しちまっただよ。
それはとても気持ち良かったんだ	98/09/25 (金) 20:33
仕事漬けの出張中、NaughtydogのJasonがオレに声をかけた。「オレは今日フェラーリに乗ってきたけど、走りに行くかい？」行く行く行く～～～～～～～～～っ！ＲＯＭが焼けるまでの、わずかな休息。 Jasonの運転する、真っ赤なFerrari F355 GTSに乗り、海沿いのPacific Coast Highwayを北上してMaribuの方へ。もちろん、屋根は開けて。さすがというか、なんというか、やはりフェラーリ。ここいら一帯の開放的な雰囲気とあいまって、無性にキモチイイ。バイクの集団が声をかけてくる。角のおねーちゃんが手を振る。こちらも声を出し、手を振り返す。そうそう、コレだよコレ。オレは生まれる前からこういったシチュエーションを求めていたんだよ。
海沿いのオープンカーに勝るモノはありません	98/09/25 (金) 20:34
走っている最中、会話はクルマのコトばかり。オレも同じくMid-EngineのＭＲスパイダーだけど、事故っちまってさ。Mid-Engineはスピンすると止まらないね。「フェラーリを買う前は、ＭＲ２を買おうと思っていたトキもあったヨ。友達がターボに乗っていたけど、あれは速いネ。すごく」そういえば、さっきMark CernyのNSX-Tでここまで来たんだけど、アレもMid-Engineだろ？　みんなMid-Engineだね。２人揃ってオープンカー軍団に入らないかい？　ホントはタルガトップは賛助会員なんだけど、Jasonだったら名誉会員にしてあげるよ（笑）。「遠慮しておくヨ（笑）。ＷＥＢサイトに写真を載せるのは構わないけどネ」さいきん、ヒール＆トウを覚えたんだ。でも、このナイキのバッシュじゃ、靴がでかくてできないけどね。「このフェラーリも、足下は狭いゼ。今も、クラッチとブレーキを使うと、靴がこすれちゃうヨ」いつも屋根を開けているのかい？「キミほどは開けないヨ（笑）」
そして驚きの申し出がありました	98/09/25 (金) 20:36
どこまで行くんだい？　と、我にかえってJasonに尋ねたのは、もうオフィスを出てから３０分ぐらい経っていた頃だった……と思うけど、よく覚えていない（汗）。 Jasonは海沿いの駐車場に入り、クルマから降りた。どうするのかな？　まさかお茶してくのかな？　といぶかるオレに向かって、Jasonは信じられないような言葉をプレゼントしたんだ。「さあ運転を代わろう。帰りはキミの番だよ」えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ～～～～～～～～～～～～～～～？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？いいの？ホントにいいの？ホントにホントにいいの？「No problem! キミだってstick shift（ＭＴのコト）に乗ってるんだろ？」うわ～～～～～～～～～～～～～～～～～い！（←クラッシュくんの声）
ああ	98/09/25 (金) 20:36
フェラーリって。１０００～２０００回転ぐらいでも、音がゼンゼン違う。１０００回転でも、フェラーリ。アイドリングから少し回ったぐらいでもう、ただならぬカンジ。そして踏み込むと……ああ、この感覚をなんて表現したらいいんだろう！ちょっと触っただけでもビンカンに反応する、のに、踏み込めば踏み込むほどさらに増して、頭打ちにもならずに上り詰めてく。後ろからは猛獣の声で泣いてる。でもその猛獣は、オレの右足だ。右足とトラクションの直結された感覚が身体中に広がって、たしかにクルマをコントロールしているのはオレだけど、オレはクルマに包まれて無我夢中でアクセルを踏まされている。ちょっと山道に入る。単にアクセルを踏んでいるだけでも、どこまでもイイ声で泣きつづけるのに、ブレーキとクラッチを使えばもう！シフトダウンして、クラッチをつなげる直前にガスペダルをあおると、せつない一声で泣き、直後の直線でおもいっきり踏み込むと、次の瞬間には急激に上り詰める。ああ、コレって相性のいいエッチと同じぐらい気持ちいいかも。
はまりんこ	98/09/25 (金) 20:37
わずか３０分なのに忘れられない体験。オレはクルマをそうホイホイ乗り換える方じゃないし、むしろ、１台のクルマに惚れ込んで惚れ込んで惚れ抜くタイプだと思う。けれど！さすがに……ヤバい。マヂで欲しい。ごめんＲＸ－７。許してＭＲスパイダー。３台目が、欲しい。＃このトキの写真は、写真館でどうぞ。