オープンカー軍団/"MR Speedster"/クイックシフト
Open Car Army / "MR Speedster" / Quick Shift
先日付けたフルバケットシート、ホールドはとても良いのですが、ひとつ困ったコトが持ち上がりました。
それは、肩部が思った以上に出っ張っているために、シフトチェンジのトキに腕が当たってしまう、という問題です。
どれほどかというと、日光サーキットの後、青痣になってしまったほどです。
もともとMRスパイダー(MR2)はシフトストロークが長く、シフトチェンジのトキに腕を大きく
動かす必要があります。それでも、買った当初は「こんなものかね」と思っていたのですが、
ぱぱら快刀氏に「これなら、オレの(ノーマルの)インテグラの方がストロークが短いよ」
と言われて以来、気になっていたのです。かくなる上は、早速、クイックシフトを付けるコトに決めました。
【必要な工具、その他】
モンキー(12mm)
ラチェットレンチ(+12mmコマ)
プラスドライバー
マイナスドライバー(メクラ蓋外し)
ラジオペンチ(割ピン外し)
グリス
使い捨てポリ手袋
![]() |
今回組んだクイックシフトはTRD製です。 テクノクラフト製のMRスパイダーには、 やはりTRD製のモノでしょう! 池袋アムラックスにて定価で購入しました。 ちなみに、ショップで組んでもらうと 工賃は8000円也だとのコト。 中身は、組み付け説明書と、シフト本体と、 シフトノブ、そしてシフトパターンシールです。 |
まずは、シフトノブをネジって外し、 さらにブーツを力まかせに外します。 中にはリンケージとワイヤーが見えますね。 MR2はミッションが後方にあるので、 2本のワイヤーで遠隔操作をしてるワケです。 次は、センタートンネルのカバーを外しますが 通常のMR2の場合は、ここを外す前に、 シートとシートの間にある収納具(名前不明)を 外しておかなければなりません。 スパイダーはラクですね(笑)。 |
![]() |
![]() |
センタートンネルのカバーを外すには、 横に、メクラ蓋に隠された木ネジが左右2本ずつ、 そして、シフトブーツを外した中に木ネジが2本、 計6本の木ネジを外すだけです。 さらに、4本のボルトを外して、シフト部分が 組まれた鉄板を、ごっそり外します(写真・枠内)。 ここから、さらにボルト×4本と、スティックに 繋がったワイヤー(ボルト×1、割ピン)を 外せば、とりあえず分解は終了です。 |
いちばん右が、クイックシフトのスティックです。 その左が、ノーマルのスティック。 左半分の部品は、スティックを可動させるための 受け皿のようなモノです。機構はごく単純。 前の写真の「シフト部分が組まれた鉄板」に ボルト4本で組付られていたモノです。 グリスでベタベタなので、使い捨ての手袋を 使って作業しないと、手もベタベタになりますヨ。 |
![]() |
![]() |
ノーマルシフトとクイックシフトの比較です。 左下の球が、シフトの支点となります。 スティック中央あたりの「穴」(作用点)に、 ワイヤーが繋がることになります。 支点〜力点〜作用点の距離が違うので、 シフトに必要な距離が変わるワケです。 もちろん、必要な力も変わります。 |
分解するのと逆の手順で、今度は組付ます。 もちろん、組付の前には、再利用する部品は 綺麗に拭いておき、可動部分にはグリスを 十分に塗っておきます。基本ですね。 組み上がったら、カバーを付ける前にまず、 シフトチェンジできるか確認して、ついでに この状態で(ノブだけ付けて)試走します。 何の問題もなかったら、ボルトを増し締め後、 カバーを取り付けます。基本ですね。 |
![]() |
![]() |
白状しますっ! 実はグリスが途中で切れちゃってました(汗)。 試走がてら近所のオートバックスまで買いに行き オートバックスの駐車場で グリスアップ&増し締めしました(汗)。 近所にカー用品店があると、便利ですね… …ってそーゆー問題じゃなく(汗)、 準備はちゃんとしときましょう。 説明書がグリスだらけじゃん(泣) |
なんと2時間半で組み上がりました! とてもカンタンな作業でした。 しかし、作業はカンタンでも、効果はアリ。 今までは「肩から」動かしていたのが、 装着後は、「肘から」動かすカンジです。 力はチョッピリ余計に要りますがね(当然)。 まあ、いずれにせよシートとの干渉は 米山さんに相談するつもりですが。 また一歩、野望に近づいた! |
![]() |