オープンカー軍団/"MR Speedster"/サスペンション
サスペンション | Sタイヤ&ホイール
Open Car Army / "MR Speedster" / Ohlins Suspension
MRスパイダーで走るにあたって、ひとつの目標を設定していました。
それは、ラジアルタイヤのまま、日光サーキットで46秒台を出すコト。
もちろん、エンジン&サスペンションもノーマルのまま、ですよ。
上手い人間なら、最初からお金をかけて速いクルマにするコトにも意味があるんでしょうけど、
なにしろワタシ下手っぴなんで(汗)、クルマをイジり過ぎちゃうと、タイムが上がったとしても、
それがスキルアップによるモノなのか、それともクルマのおかげなのか判らなくなっちゃうワケです。
そこで、日光サーキットでのタイムをベンチマークにして、ある程度まで腕を上げようと思った次第。
1998年末に無事46秒台が出たので、晴れてSタイヤを履くことにしました。
Sタイヤはグリップ力が高いので、もちろんサスペンションもそれに見合ったモノに変更です。
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ショックは20段調整で有名なOHLINS製です。 'O'の字にテンテン(ウムラウト)が付いているので、 クチをすぼめて発音しましょう(笑)。 それにしても、価格は清水の舞台モノでした(泣)。 ワケあって一覧表にも正確に記載してません。マル秘 SW20って、量産OHLINS車高調がないんです。 なので、ほぼ受注生産……な1コ。 (ノーマル形状なら、作ってるトコがあるそうですが) 例によってハイレーシングさんにお願いしましたが、 ラボ・カロッツェリア(オーリンズ代理店)からの 見積もりFAXを見て、クチがアングリ……。 そして開いたクチを、ウムラウトですぼめる、と(笑) |
SWはストラットサスなので、ショックは倒立式です。 個人的に、「倒立式」ってだけで目がウルウル(笑)。 剛性は高いし、バネ下重量は軽くなるし、 なによりカッコいい!じゃあないですか。 そうかあ? 減衰力設定も、ハイレーシングさんにお任せ。 基本設定は企業秘密だそうです。 やはり、伸び・縮み減衰力バランスとか ピストン速度−減衰力カーブとかの計算モノは ノウハウのあるトコにお任せした方が……ね。 将来、クルマの挙動をもっと細かいレベルで 感じ取れるようになってから、仕様変更しましょ。 |
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サス交換と一緒に、「ラバーインシュレーター」つまり ゴムブッシュ類もTRDの強化タイプに交換です。 これで、ステアリングのダイレクト感アップ! ピロポール化する、という選択肢もありましたが、 手入れを怠るとダメになるという話もあり、 今回は強化タイプに留めておきました。 まあ、またウデが上がったら……ね。 |
さらにさらに、スタビライザーも交換して バネレートの高いタイプにしました。 まあ、別名「アンチロールバー」ってぐらいですから、 ロール量が減るでしょう。っていうか減りました。 コーナリング時の恐怖感も減りました。 |
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というワケで、フロントサスが堂々完成。 金色がマブしいっす(笑)。 そうそう、書き忘れてましたが、 アッパーマウントはクスコのピロアッパー、 キャンバーも調整可能なタイプです。 あと、バネは工場に転がってた適当なヤツ(汗)。 レートは4キロぐらいだそうです。 |
こちらリアも完成。 車高は前後とも10mm見当で下げてもらいました。 まあ、前後重量バランスの関係上、 同じだけ下げるワケにはいかないんですが。 ――つーか、SWってリアが重すぎ! あーんど、フロント内がキツすぎ! ちなみに、こちらのバネも工場に転がってたヤツ。 レートは7キロとか10キロとかそんなものだそうです。 |
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写真中央のダイヤルで、減衰力が調整できます。 段階数は、なんと20段階! …でも一般道では7段で、サーキットでは3〜5段。 てゆーか、8〜20段は使ったコトないっす。 20段もいらないじゃん(笑) 倒立式なので、ダイヤルは下側にあります。 だから、地面に寝そべって手を伸ばせば ジャッキアップしなくても、調整できます。 便利っすよ〜、雨の日以外は |
今回、サスを換えたのは、車高を下げたかったからではなく、
あくまでも「Sタイヤを履きたかったから」です。
実際、Sタイヤを履いてサーキットを走ったトコロ、
タイムは当然1〜2秒以上も縮んだのですが、
もっと驚いたのは、ノーマルラジアルで走ってもタイムが縮んだのですよ!
ああ恐るべきサスペンション&その他の威力。
まだまだ煮詰めは必要ですが、当初の目標は達成したと言えましょう。
Suspension / Semi-slick Tire & Wheel
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