オープンカー軍団/MR-Speedster II/ボディ剛性強化
Open Car Army / MR-Speedster II / Body Reinforcement
足回りを本格的にいじる前に、まずボディ剛性を強化することにしました
そうしないと、足を固めても、ボディがよれて台無しですからね。
基本中の基本ですね。
剛性アップの方法として、サイドシル発泡ウレタン充填と、
ストラットタワーバー装着の、両方を行うことにしました。
実を言うと、クリスマス向けソフトの制作でムチャクチャ忙しく、
ストレス解消も兼ねて通販でバカ買いしてるだけなんですが(笑)。
実は、車高調もYahoo!オークションで既に落札済みだったり(わはは)。
発泡ウレタンキットは、ハックルボーンで購入。
ストラットバーは、クスコ アルカーボン製をオプショナル豊和で購入。
お世話になってます。
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今回は情報収集の末、3kgキットを仕入れました。 丁寧な説明書と、計量カップ&割り箸まで 同梱されているので、あとは「攪拌用容器」さえ 準備すればOKです。便利っすね。 |
MR−Sの場合、サイドシルのプラスティックカバーを 外すと、お誂え向きの穴が3つ、開いています。 内張りを剥がす必要もなく、穴を広げる必要もなく、 下回りのマスキングも特に必要ないので、やるコトは 周囲を新聞などで簡単におおうだけ。超カンタン。 一応、歴史の証人となるべく、 マスキング用新聞をチョイス。 |
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フロントをジャッキアップしてリアに注入し、 次にリアをジャッキアップしてフロントに注入 ……というのが手順です。 目一杯ジャッキアップするのがコツなんだそうな。 |
色んなところでさんざん紹介されまくりなので 詳しい紹介は省きます。A・B両液を混ぜると 発泡・硬化するってえ寸法ですね。 同量を攪拌容器に移し、割り箸でマゼマゼすると 最初はマーブルっぽかったモノが、 ある瞬間、突然キャラメルソースぽく変化し、 その後、数十秒してから再度、大きく変化します。 発熱して化学変化が爆発的に進むようなので それを見極めるのがコツっぽいですな。 |
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発泡し始めると、アッという間に膨らみます。 これは失敗例。タイミングが遅れたために、 ジョウゴで注入中に膨れてきちゃいました。 ちなみに、攪拌用の容器は、ポカリスエットの 空き容器を半分に切ったモノです。 まあ、20個ぐらい用意しておけば十分。 |
下を見てみると、つららは僅かしか出来てません。 MR−Sは、下回りの密閉度合いが高いと 聞いていましたが、まさにその通りですね。 車によっては、ダダ漏れのモノもあるそうな。 |
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つうワケで、運転席側は終了! ま、ちょっと汚いのですが、どうせカバーで 隠れてしまう場所なので、ノープロブレムでしょ。 ところが! 失敗ばかりしていたために、3kgのキットを なんと、この時点で使い切ってしまいました! 急いで、もう3kgを追加発注するコトにしました。 このままじゃ、右側だけ剛性が高いという、 なんともヘンなクルマになってしまうよお〜。 |
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さてさて気を取り直して、ストラットバーの装着。 言うまでもなく、サスペンションの付け根を 左右連結する、剛性アップパーツです。 車体のしなりを減らし、サスに良い仕事を させるために「あっても良い」レベルの パーツだと言われていますが、剛性の低い オープンカーでは、効果は高いハズ(希望的観測)。 はてさて、どうなりますことやら…。 |
クスコの新製品「アルカーボン」製です。 なんでも、アルミにカーボンを蒸着させた ものなんだとか。あまりカーボンの意味は なさそうですが、カッコ良さは大幅アップするハズ。 |
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ほら、カーボン地がカッコイイでしょ? |
リアには、純正状態からショボいバーが 付いていますが、それと共締めします。 TRDのストラットバーなどは、 この「×」ごと置き換える、ゴツいモノですが、 やっぱ違うんでしょうかねえ? 広い開口部の歪みを抑えるってコトなんでしょうが、 リアの場合、エンジン&ミッションそのものが、 前後左右をつないでるから、必要ないような気も。 むしろフロントに「×」が欲しいですな。 |
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フロントを付けてから、イヤなコトに気づきました。 ブレーキフルードのフタを 塞いじゃってるじゃないの! エア抜きのたびに、ストラットバーを外さなきゃ ならないのが、面倒で、面倒で、面倒で……。 TRDのに、買い換えちゃおうかなあ。 そうそう、ストラットバーを取り付ける際には、 1G状態で締めるのをお忘れなく。 |
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さてさて、前回のウレタン注入は、 不幸にして右側だけでに終わりましたが、 あれから急遽、3kgのキットを再発注して、 2週後の今日、左側も注入することになりました。 気温が低くなっているので、薬剤を湯煎してます。 難易度はアップしてますが、慣れてるから大丈夫。 反応の見極めも、注ぎ方も、自信があります。 |
ほーら、前回よりもキレイでしょ? 実際、前回は薬液を大量にムダに発泡させて しまったのが、今回はほとんどムダ撃ちなし。 かなり余りました。これだったら、MR−Sには 4kgあれば十分かな? たぶん1時間あれば できちゃうと思いますよ。上手くなった今なら。 |
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ストラットタワーバーを買っちゃいました。 前も付けていたんで、単なる買い換えですな。 今度はTRD製です。 別に、前のが壊れたワケでも、 機能的に不満だったワケでもなく―― |
むしろ、前のクスコ製の方が カーボン地でカッチョ良く、 軽量だったのかも。計ってないけど TRDのは、スチール製ですからね。 じゃあ、なんで買い換えたのかというと―― |
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エア抜きのたびに タワーバーを外すのが イヤになったんじゃー!! 今度は、タワーバーを付けたまま フルードの注ぎ足しができて便利便利。 |
TRDのには、ワイパーのハーネス保護用に、 スパイラルチューブが付いてきてます。 けど、説明書に図が付いてなかったから、 正確な取り付け場所は判らず。 でもカンで、ここに付けときました。 合ってるのかなあ…!? |
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車種によっては、ウレタン注入が面倒なモノもありますが、
ことMR−Sに関して言えば、超カンタン。
慣れた人間だったら、1時間もあれば終わるでしょう。
慣れてない人間でも、2時間もあれば終わるでしょう。
だって、下準備がまったく要らないんだもん。
さて、サイドシル&ストラット間の補強を終えた感じですが、
こりゃもう「しっかりしてる!」の一言に、尽きます。
今まで、MR−Sって「ドコ行くかわからない」というか、
もっとはっきり言うと「命をあずけられるクルマじゃない!」と思ってたんですが、
補強を終えた今、かなり改善できた気がします。
とは言え、未だ不整地=首都高なんかでスピードを出すのは超コワいんですが