オープンカー軍団/MR-Speedster II/クロースギア(3,4,5速)
Open Car Army / MR-Speedster II / Transmission Close-gear
トランスミッションのオーバーホールをディーラーに依頼してからしばらく経った後、
進捗を電話で訊ねたところ、「今、全バラ状態です」とのこと。
……ムラムラムラムラムラムラムラムラ……
ついつい魔が差して、クロースミッションにしてしまいました(汗)。
テクノプロ スピリッツ製のカスタマイズ ギア セットです。
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このセットで3・4・5速がクロース化されます。 何かの車種のギアを流用しているのでしょうけど、 そのあたりは公表されていません。企業秘密? WPC加工で耐久性を上げているので、 単なる流用ではないのですけどね。 スピリッツさんのサイトで公表されている各減速比は 3速:1.5 (1.392) 4速:1.2 (1.031) 5速:0.9 (0.815) だとのコト(カッコ内ノーマル)。かなりアバウトな 数値なので、自分で計測することにしました。 |
やり方はカンタン。回転数と速度の対応を計測し、 そこから減速比を逆算するだけです。 パワーFCの、ピークホールド機能を使い、 1つのギアあたり、数十点を計測&メモ(めんどくさっ!)。 ただし、タイヤ直径は正確に計れませんので、 正確な減速比の判っている2速を計測し、 それとの比をとって計算します。 ミッションの慣らしがてら、しこしこと地道に測り、 それを即座にエクセルに入力していったのですが、 助手席のノートパソコンを操る様は、あたかも 湾岸ミッドナイト的ECUセッティング(笑)。 |
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上記の2速で行ったような、回転数−速度表を 同様に、3速、4速、5速でも作成します。 あとは純正2速を基準に、減速比を出すワケです。 でもでも、FCコマンダーでは、 小数点以下の速度が表示されないので、 有効数字が2桁〜3桁しかとれず、 エクセルの扱いが面倒でしたなあ。 そして出来たのが、左の図。 いやもう、見るからに2〜5速がクロースしてます。 例えば7000回転でシフトアップしたとしたら、 ノーマルなら5100回転前後に落ち込むところを、 クロースギアなら、5400回転強で済むという具合。 |
さて、クロースギアを入れた直後に、勢い込んで筑波2000を走ってきました(02/03/05)。
しかし……タイム短縮はなりませんでした(泣)。悩みドコロは、やはり最終コーナー。
今まで3速で入ってたところを4速のまま入るようにしたので、ムズいムズい。
もともと筑波2000最終コーナーでの自分の乗り方は、
ターンインではスピードを殺しすぎないように、ブレーキの残しを弱めにしてアンダーで入り、
CPまでにアクセルコントロール(+弱エンジンブレーキ)で姿勢をつくり
直後にGを逃がしながら抜ける、というカンジだったのですが、
【解説】つまり気合いで突っ込み、そのあと行き当たりばったりでクリップにつく、という乗り方ですな(笑)。
4速だとエンジンブレーキが効かずに途中で姿勢をつくりにくいので、
ターンインの旋回ブレーキで、スピードを殺すのを正確に最小限にしつつ、
最初からヨーをしっかり出しておく、という乗り方にかえたのです。
ところがまあ、スピードを落としすぎちゃったり、
ヨーが持続しなくて、CPにつけずに大回りしちゃったり。
一時は左足ブレーキも試したりと、もうメロメロでした。
走る前は、そのあたりのトルク&レスポンスを増やすために、
ビッグスロットルが必要になるかなあ、なんて思ってたんですが、
むしろ、エンジンブレーキを少しでも効かすために、
軽量フライホイールなんぞを入れた方がいいのかも。
――いえいえ、モノに頼るより、まずは「上手くなる」のが一番。
もうちょっと悩んで、上手く走れるようになってみます。みせます。
レベルアップの、いいチャンスですから。