オープンカー軍団/MR-Speedster II/排気系
Open Car Army / MR-Speedster II / Exhaust System
本来なら、チューニングの正しい進め方から言えば、
機械式LSD+強化クラッチ+軽量フライホイールの3点セットを
交換するべきなんでしょうけど、なぜかトチ狂ってしまい春だから?
マフラーと、フロントパイプ(触媒レス)を付けてしまいました。
パワーハウスアミューズ R1 TITAN
トップシークレット スタンダード・フロントパイプ
です。EXマニまでは、お金が回りませんでした(泣)。
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さて! 超軽量で有名なアミューズのR1チタン しかも右出しのストレート砲弾型です。軽い! 実は購入する前、アミューズ代表・田名邊さんに 「ついにマフラー交換しようと思うんですが…」 と相談したところ、 「真ん中出しのが余ってるけど、どう?」 「爆音の奴ですよね? タイコはどんなんですか?」 「タイコ、無いよ。ただのチタンのパイプ〜」 「え…(絶句)。付けてる人っているんですか?」 「(…無言…)」 |
さてさて、出口は既に焼きが入っており、 すごいイイ色になってます。チタンの輝き。 元々チタンってのは、戦闘機なんかのために 開発された材料で、比強度は卑怯なぐらい大きく 軽くて強い。まさにクルマ向き素材なんですな。 ただ、600℃を越えると柔くなっちゃうから、 気を付けないとね。 |
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チタンマフラーの良さは、溶接でわかりますな。 光沢のある銀→金→紫→青ならば、OK。 これが光沢のない青白とか灰、黄白色だったら 溶接失敗。もう強度はないんだそうですよ。 その点アミューズのは溶接も良く、 加工精度も上々。純正とピッタリ合います。 うーん、いいぞいいぞぉ。 |
さて、こちらはトップシークレットの フロントパイプNA用。60φです。 MR-Sの排気系は、エキマニ(4→2集合) →フロントパイプ(2→1集合) →マフラー、という具合に3分割されています。 曲げ方は、上々。抵抗が少なさそうです。 つうか、三元触媒が無いので、バリバリと 排気が抜けていきそうな予感。 |
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2→1集合部は、V字の角度が浅く、 流速が損なわれなさそうな、イイ形です。 このフランジ、純正と接続形状が違いますね。 自社のエキマニ・マフラーと組み合わせるのが 前提なのか? 板ガスケットで挟み込む形状。 |
うーん、加工精度はso soってカンジ。 削った痕は見えますが、こういう段差は 壁面の流れが剥離してしまうので、 実効パイプ径が小さくなってしまうんですよね。 気の利いたプライベーターなら、リューターで 滑らかにしちゃうんでしょうが、ワタシは 持ってないので、このまま。うーん…。 |
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さて、いよいよ交換作業の始まりです。 今見えているのが、純正の状態です。 小さな径の出口と、ししゃもの腹のような触媒。 ちなみに、ジャッキはちゃーんと、 エンジンマウントにかけてます。 触媒にかけてるワケじゃないですよ、念のため。 |
ジャッキアップしたら、ウマにかけます。 ウマってのは、正式名称「リジッドラック」。 ジャッキだけで作業するのは危険ですよーん。 みんな持ってますよね? 家には6つあります。 ――ホラ、6輪車のメンテもできるように(謎)。 もちろん、リアを上げるので、フロントには 輪留めをしてあります。これは当然。 |
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さて、前回のRフェンダー交換の時に味をしめて 今回もリアバンパーを外してしまいました。 カッチョイー!! ナンバーちょい上にある、大きな黒っぽい板は、 マフラーのタイコを覆う「遮熱板」。重そう(泣)。 ものの本によれば、4キロ以上もあるんだって。 外しとけば良かったかなあ…。 世の中には、自作のアルミ板に交換した人も いるらしいから、マネしちゃおうかなあ…。 追記:その黒い遮熱板はアルミ製で、 重量は数百グラムしかありませんでした。 |
さて、今回外す場所のナット類に、たっぷりと 浸透潤滑剤・5-56を吹きまくります。 それこそ、親のカタキのように。 あと、マフラーを止めているゴムブッシュにも ホントはダメなんだけどついでに吹きまくりました。 ゴムには、シリコンスプレーじゃなきゃ 劣化しちゃうのでダメなんですが そこはそれ、消耗品だからOK。 |
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純正マフラーのタイコはバカでっかく、車体から 取り外すには、スタビを外す必要があります。 つまり、2in1フロントパイプを外して、 スタビを外して、マフラーを外す、という 段取りですね(スタビリンクは外す必要ナシ)。 事前調査によれば、ゴムブッシュを外すには ウォーターポンプ・プライヤーが良いようですYO。 |
純正との比較です。 純正が7.5キロなのに対して、 トップシークレット製は4.1キロ。 見てわかるように、軽量化が図れます。 ――が、それはまだ序の口―― |
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こちらはマフラー。軽量化は一目瞭然です。 純正が12.6キロなのに対して、 アミューズ製は2.9キロ。 えへへへへ…。 その差、なんと9.7キログラム。 笑っちゃうぐらい、軽いですなあ。 |
装着しました。純正は左出しでしたが、 こちらは右出しです。 後続の運転手を直撃!(嘘) いえいえ圧縮比の低い実用エンジンですから、 そんなに排圧は高くありませんて。 装着の際、フロントパイプのフランジ形状が 純正とは違っていたので、ガスケット挟み込みに ちょっと手間がかかってしまいました。 排気漏れしませんように…。増し締めしとこっと |
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右出しにするための、ゴムブッシュを固定する 金具は、マフラーに付いてきました。 これもチタン 実はこれ、ちょいと穴の位置がずれてたんで、 テーパード・リーマーで広げて装着しました。 テーパードリーマーって、なんか夢見てそう(謎) |
完成! 作業を始めたのが8時頃で、 終わったのが深夜0時過ぎ。 一人でやると、時間かかりますなあ。 |
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さて、装着作業をひと通り終えた後、排気漏れのチェックのためにエンジンをかけてみました。
……
超・近所迷惑(泣)
なんつーか、爆音。わかっちゃいたんですが、大変な音量です。
しばらくは、この仕様で走っていて(車検の時にはノーマルね)、お金が貯まったら、
フロントパイプも込みでアミューズのEXシステム(EXマニ+2in1サポート)に
換えちゃおうかと思ってます。どうせ爆音なら、いっそ悔いのない方がいいですから。
とりあえず、近々またパワーチェックに行ってきます。
爆音に耐えかねて、トップシークレットの触媒レスパイプは
RCJ筑波Rd.2の1戦に使ったのみで、オークションに出してしまいました。
落札されて、取り外してから気づいたんですが…これ付け替えるのって、
タイヤ1本交換するのと、対して変わらないじゃないの!
これだったら売っ払わないで、取っておけばよかった。
高回転のヌケはバリバリで、筑波の裏ストレートエンドのスピードも、
ノーマルより数キロ速かったぐらいなんだから…。ああ、失策失策。
というワケで、再度、購入!←バカ
まあ爆音だけでなく「フランジ形状が気に入らない」というのもあったので、
今度はアミューズの2in1サポートを購入しました。
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さて、こちらがアミューズ製のパイプです。 トップシークレット製の物と径が違います。 こちらの方が、若干細め。低回転重視? 重量は、こちらの方が軽く、3.6kgです。 |
加工精度は、トップシークレットより アミューズの方が上ですね。 フランジも純正形状で、ガスケットも 付属してきます。穴合わせがラクチン。 |
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集合部のV字角が、ずいぶん大きいですね。 排気流速が高い時、抵抗になりそうな気が。 これにはちょっと「?」かも。 何か意味があるんでしょうか……? |
さて、アミューズの2in1サポートを、トップシークレットのフロントパイプと比較すると、
低中回転はアミューズが上ですが、高回転のヌケは、明らかにトップシークレットの方が上です。
音は、トップシークレットの方が爆音…っていうか、両方とも爆音ではあるんですが、
アミューズの方が、まだ爆音度合いが低いように感じます。族っぽくないっていうか(笑)。
早速、筑波を走ってみましたが、7秒9はラクに出ました。車載映像を見ると、7秒前半も出そう。
後は、燃調をしっかり取れば、性能的には十分ですね(今は、不具合のある部分を潰しているだけ)。
目指せ! 1ZZエンジン(NA)筑波最速!!
ひょんなことから、アミューズのエキマニが格安で手に入りました。
デモカー並の仕上がりを誇るシルバーアビ氏の銀猫号が、
今度はなんとターボ化を図るために、エキマニが余っちゃったんだそうです。
takedak氏からその話を聞きつけ、早速譲ってもらうことにしました。
なんと市価の3分の1! さらに強化エンジンマウントも一緒に!
いやもう、ありがたくて涙が出てきそうです。
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修理書を見ると、交換はかなり簡単そうです。 タワーバーを外し、O2センサーを外し、 まずナット4つ&遮熱板を外してこの状態に。 ふむふむ、MR-Sのエキマニって、純正の割に 悪くない素材と形で作られてますなあ。 ま、触媒はクソ重そうですが…。 後は、下に回って2in1との接続を外し、 ステー2つを外し、エンジン取付部のフランジを 外せば、ごくごく簡単に外すことが出来ます。 |
アミューズのも、等長ではないんですね。 (いいセンはいってますが…) でも純正よりはイイ形してます。 純正は「1番+4番→右」「2番+3番→左」 なのに、アミューズ製のエキマニは 「1番+4番→左」「2番+3番→右」ですね。 O2センサーを交互逆にしないとダメな模様。 (後から人に言われて気付きました…汗) ちなみに遮熱帯は、最初から付いてました。 割れませんように…(祈)。 |
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O2センサーは2系統です。 ところが、1番4番側のセンサーが、 ハーネスが届かない… 念のため、取り付けはしておきましたが、 ちゃんと延長ハーネス作らなくっちゃ。 とりあえずO2フィードバックを「切」で対応。 |
てなワケで、装着完了。1時間仕事でした。 ただし、ボルトナットまわりで、ちょいと トラブルがあったので、スピリッツさんで 診てもらっておきました。これで万全! |
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これで、排気系は一式アミューズでそろえたコトになります。
音は爆音ですが、今までが下品な爆音だとしたら、今は気持ちいい爆音。
(ま、いずれにせよ、ご迷惑をおかけします>近所の方々)
10月には車検があるので、純正に戻さなければなりませんが、
これだけ交換が簡単なら、全然苦になりません。MR−Sってイイですね。
パワーは十分な気がします。7月23日のGTCC筑波では、タイヤが食わない夏なのに、
ほぼベストに近い1分7秒988が出ています。冬なら7秒前半? イイ感じです。
目指せ! 1ZZエンジン(NA)筑波最速!!
その座は近い……かも……?
右リアタイヤがバーストした時に、R1チタンマフラーを段差にぶつけて破損してしまいました。
出口が潰れただけでなく、消音器あたりも裂けまくってしまったので、もう修理は諦め、
マフラーごと新調する事にしました。今度は、テクノプロ・スピリッツのチタンマフラーです。
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右側2本出しです。 パイプ径は60Φで、出口も60Φ×2です。 ホントはノーマル然とした1本出口が好みですが、 さすがに「商品」としての差別化が必要だったの でしょう。他では見ない2本出しになってます。 2本にしたのは音質の都合もあるんでしょうね。 |
アミューズのR1チタンは「競技専用でいっ!」 という感じで消音器も小ぶり(当然爆音)でしたが これは消音器も大きめで、音量も保安基準適合。 2003年4月1日から、取り締まりが厳しくなるので まさにベストタイミングでの交換と云えましょう。 とはいえ、2イン1パイプも換えてあるので 捕まったらアウトなのかもしれませんが(汗)。 |
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実は、購入前にスピリッツさんから「試作版」をお借りして
RCJ筑波 2003.Rd.1に出場してたりします(ありがとうございました)。
ヌケの感じは、R1チタンに軍配が上がりますが、
タイム的には、R1チタンとほぼ変わりませんね。
重量も約3.5kgと1キロ増ですが、実質変わりはありません。
サーキット派の方は、この2つで迷うのが良いでしょう(笑)。