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2005年04月20日

文明が人間を甘やかす

経産省、クリーンディーゼル車の普及・将来見通しに関する報告書を公表(Tech-On)

ディーゼル車の普及はCO2削減につながる。一方、ディーゼル車はNOxやPMの排出量が多く(中略)ガソリン車には劣る。(中略)欧州のディーゼル車は手動変速モデルが多いが、日本では自動変速モデルの普及率が高く、AT限定免許制度もあるため、自動変速モデルのユーザーが手動変速モデルに戻るとは考えにくい。そのため、ディーゼル車用に許容トルクの大きい自動変速機の開発が重要とした。しかし、大容量自動変速機は抵抗損失が大きく、排ガスや燃費への悪影響があるとの指摘もあった。

路上での観察によれば、黒煙ディーゼルを吐く車は、総じて運転マナーも悪い。ディーゼル車の黒煙が、技術の進歩によってクリーン化されるのは大いに結構なコトだが、それを活かす為にも、運転者のレベル向上を図らねば、筋が通っていないだろう。でなければ、文明が人間をスポイルする、という構造そのものだ(逆に、プリウスなどのハイブリッド車オーナーには、「誇りを持って」ジェントルな走りをする方が多いように見受けられる。技術が人間を教化する、といったトコロか。興味深い現象だ)。

ちなみに鶴見は、原付免許否定派であるとともに、オートマ限定免許否定派でもある。オートマ車の便利さを否定するつもりは無いが、マニュアル車…というより、「車というモノ」についての理解を深めるコトなしに免許を取得出来てしまうのは(しかも、そういった人種が大多数を占めてしまうのは)如何なものか、と思っている。そういえば、自動二輪のオートマ限定免許も検討中だと聞くが、何故に警察は、免許取得のハードルを下げようとするのだろう。最近、免停講習に行ったばかりの鶴見だが、毎回、受講者のレベルの低さは目を覆わんばかりだ。まあ、免停講習なんつうのは交通社会の吹きだまりみたいなモノではあるんだけれど、それにしたって、標識の意味すら正しく解っていない人間が大半なんだぜ? 同じ吹きだまりで澱んでいる鶴見ですら、こう思ってしまう…俺は、こんなヤツらと同じ公道を走らなければならないのだなあ、と(嘆)。

要は、最新のディーゼル車は地球環境に優しいが、オートマ限定免許で乗ってる人間はソレを免罪符にすんじゃねえよ、と云ったところか(ちがうか…笑)。

カテゴリー: オープンカー軍団

投稿者 tsurumy : 2005年04月20日 08:54

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